今週の読書
日下公人氏の本は視点がユニークで面白いので、よく読んでいます。
また、将来予測がほとんど的中しているのは驚くばかりです。
今回も、改めて、そうなんだと気付かされる点がいろいろありました。
いくつか上げてみると、次のとおりです。
1 輸出が増えれば増えるほど、その産業は雇用が減る。
2 日本経済は中国に依存しているのか?中国への輸出のGDPの規模は、本当に小さくて3%程度に過ぎない。
3 中国への投資は減りつつある。2008年には、インドへの直接投資が急激に増えて中国を抜いてトップに躍り出ている。
4 日本が輸出立国かと言えば誤がある。高度成長期の輸出対GDP比率を調べると、日本は、だいたい10%以下で、高くても14%まで達したことがない。
それにしても、思い込みというか、先入観念というのはおそろしいものですね。
どんなことでも、データに即して考えることをしなければと強く思いました。