第3回 新・午前十時の映画祭(1)
スタートを飾るのは、「リトル・ダンサー」。
正直、あまり期待してなかったのですが、見てびっくり。
サイコーに感動的な映画です。
舞台はイギリスの炭鉱街。
お母さんはすでに亡くなり、お父さんとお兄さんは、炭鉱夫でスト中のため収入なし。
ふとしたことからダンスに興味を持った少年が、バレーの先生に才能を見出され、ステップアップしていくまでの過程が描かれます。
少年の才能を見出し、支えていく先生。
少年のことを見守るオカマの友人。
そして、最初は少年のことを全く理解しようとしなかった父親が、スト破りしてまで、少年の夢をかなえてあげようとします。
そして、わかってないような、わかってるようなおばあちゃん。
ウィルキンソン先生役のジュリー・ウォルターズ、父親役のゲアリー・ルイス、そして少年役のジェイミー・ベル。
みんな、誠実で素晴らしい演技。
ただただ感動するばかりでした。
こんないい映画を知らなかったなんて、自分が信じられません(笑)。
そういえば、午前十時の映画祭ではあまりないくらいたくさんのお客さんが入ってましたが、考えてみれば、皆さん、いい映画だと知ってて、もう一度見たいというリピーターだったのかもしれません。
なお、この映画はイギリス映画。
監督はスティーブン・ダルドリーで、日本公開は2001(平成13)年1月です。
(追記)
ついついもらい泣き(笑)してしまう場面が多くありましたが、涙が下に落ちるのではなく、一度横に流れてから下に落ちるのはどういうわけ?