今週の読書
先日、講演を聴講したNHK制作局ドラマ番組部シニア・ディレクターの大森洋平さん御推薦の本。
せっかくの御推薦なので、読んでみました。
大坂の陣を題材にした短編集。
伊達政宗が自分たちの功を主張するため味方討ちをした話、毛利輝元が豊臣方に義理立てして家中の人物を大坂城にもぐりこませていたが豊臣方が敗れたため家中の人物及びその息子達まで徳川方への言い訳に切腹させた話、豊臣秀頼の息子が徳川方に殺されるまでの話など、建前としては fiction なのでしょうけど、実際にあったことを素材にしているようで、本当に知らなかったことばかり。
最初はとっつきにくい本だなとおもいましたが、読み進めるにしたがって面白くなり、もう止まらないという感じ。
一気に読み終えてしまいました。
小説としては、実に面白い本だなと思いましたが、この本の、どこが時代考証の参考になるのかなという点は、疑問として残っています(笑)。